お別れの・・・

2003/01/24


私が小学校に入学した頃から、高校時代まで良く、我が家に泊まりにきていた、
親戚のお兄さんの話です。

しばらく顔を見ないなと、母に聞くと、

「病気で入院している」

とのこと。

両親は、遠い田舎の病院まで、見舞いに行き、

「もう長くない・・・」 

と帰ってきて言いました。
胃がんでした。

亡くなって、少しした頃、私は毎晩軽い金縛りが続きました。
三日目に隣の部屋の弟に、打ち明けました。
すると・・・ 

「お兄さんだと思う。」

と言うのです! 
弟も、金縛りになっていて、しかも人の気配が、一日ごとに、近くなっているのが、
分かるけど恐くないと言うのです。
お兄さんは、大人しい人で、優しい人でした。
弟と、いつも一緒に寝ていました。

そして次の日の朝、弟に聞くと、

「やっぱりお兄さんだったよ。」

と・・・。

目は開けられなかったけど、気配で、直ぐそばに来てる!と感じた。
金縛りで動けない、弟の頬を優しくなでていったそうです。

この、お兄さんには後日談があります。

それは、また次回に・・・


<PANDAさん>